王城ビル | BENTEN 2 -KABUKICHO ART NIGHT 2025-
top of page
BENTEN_MAINVISUAL_FIX(1).jpg

新宿区歌舞伎町1-13-2

アー横
[飲食][物販][ポップアップ展示][パフォーマンス][トーク]

552430446_4090706411242655_343126397245982883_n.jpg

Image by 〇九一四(サ世木+徐美玉)

アー横_タイムスケジュール(1).png

場所:王城ビル 1F
日時:全日(11/1(土)15:005:00/11/2(日)15:005:00/
              11/3(月・祝)15:00-1:00)


料金:BENTEN2 チケット
再開発ブームのなかで無数に増え続ける「横丁」に対するオルタナティブな試みとして、アーティストやアートコミュニティ、多様な文化実践者が全国各地から集まり、王城ビル1階で、飲食・物販・ポップアップ展示・パフォーマンス・音楽ライブ・ワークショップ・トークショーなど多彩なプログラムを展開する最もカオスな横丁イベントが開催される。昼間から明け方まで時間帯によってイベント内容や出店者ががらりと入れ替わり、まるで都市の生態系そのもののように、絶えず変化し続ける体験を提供する。カオスでありながらどこか居心地の良さを感じさせる、そんな何度でも訪れたくなる場を目指す。
さらに最終日は他会場が23時で終了する中、アー横では“ボーナスタイム”として25時まで営業を延長し、ラストにはトークショーの開催も予定している。


出店:(順不同)
KANE-ZANMAI 金三昧/存在飯店/高瀬川モニタリング部/〇九一四/コウシンキョク/satokai publishing :‐)/風のひと、/山中suplex/玄人の乱/Pylon Shop/Modern Angels/トモ都市美術館/浅間温泉だらず荘/andmore...

音楽ライブ・パフォーマンス:(順不同)
ヌトミック/村上豪(パンクロッカー労働組合・赤い暴動バンド)/今尾拓真 (Ft.菊池航,田上碧)/青い風よ(Aokid+酒井風+よだまりえ)/モテギミユ/透明輻射/芳賀菜々花/
and more...

トークショー:
素人の乱残党ラジオ/and more...


ポップアップ展示:(順不同)
平山匠/THE COPY TRAVELERS/〇九一四

​ワークショップ「 ぼく脳BENTENフェイクロゴ:シルクプリントサービス」
KANE-ZANMAI 金三昧

BENTEN_MAINVISUAL_FIX(1).jpg

DOMMUNE KABUKICHO 
[展示] [パフォーマンス] [トーク]

S__85360896.jpg

会場:王城ビル B1F

日時:​​全日 11/1(土)/11/2(日)/11/3(月・祝)

     15:00-24:00

出演:飴屋法水、宇川直宏、吉見俊哉、卯城竜太、

         JAZZDOMMUNE = 菊地成孔 x 大谷能生、COSMICLAB、木村覚
LIVE:VMO x 飴屋法水、VMO x MERZBOW
LIVE Performance:新種のImmigrationsB × 野宮真貴

料金:BENTEN2 チケット(展示のみ)

       +DOMMUNE KABUKICHOチケット(イベント)

宇川直宏率いるDOMMUNEがオーガナイズする、歌舞伎町ならではのサイトスペシフィック・コアなサテライトスタジオ!
現代⽇本のアートシーンの中でもエクストリームな存在感を放つ宇川直宏が、ソーソャルストリームの時代を⾒据えた新たな⽂化の発信拠点として、2010年に開局させた⽇本初のライブストリーミングスタジオ「DOMMUNE」!! 宇川はスタジオで⽇々産み出される番組の、撮影⾏為、配信⾏為、記録⾏為を、⾃らの"現在美術作品"と位置づけ、ライフログアートを全うしている。開局以来、世界各国から様々なゲストが来⽇のたびに出演する唯⼀無⼆の⽂化プラットフォームとして存在し続けるそんなDOMMUNEが、渋⾕PARCO9Fの基地「SUPERDOMMUNE」から拠点を⾶び出し、17箇所⽬のサテライトスタジオ「DOMMUNE KABUKICHO」を昨年に続き王城ビルの地下⼀階にOPEN!!! 長年歌舞伎町で活動してきたChim↑Pom from Smappa!Groupが芸術監督を務める「BENTEN 2」のアジト=王城ビルに会期中連⽇籠城し、サイトスペシフィック・コアなプログラムの数々をお⾒舞いする!!!!!

●1枚の当日チケットで、同日内のすべてのイベントに参加可能です。

● DOMMUNE KABUKICHO             https://www.dommune.com/streamings/2025/110101/

11/1(土)
19:00-21:00 トーク:木村覚
21:00-22:30 トーク:飴屋法水x宇川直宏
23:00-24:00 ライブパフォーマンス:VMO x 飴屋法水

11/2(日)
19:00-20:30 トーク:吉見俊哉x卯城竜太
20:30-22:30 トーク:COSMICLAB x 宇川直宏
23:00-24:00 ライブパフォーマンス:VMO x Merzbow

11/3(月・祝)
20:00-22:00 トーク&ライブ:JAZZDOMMUNE=菊地成孔x大谷能生
22:15~23:00 ライブパフォーマンス:新種のImmigrationsB×野宮真貴

宇川直宏|UKAWA NAOHIRO

現”在”美術家|DOMMUNE主宰。1968年生まれ。現“在”美術家。映像作 家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授など、80年代末より、極めて多岐に渡る活動を行う全方位的アーティスト。2001 年「Buzz Club: News from Japan」(MoMA PS1·ニューヨーク)、「JAM: Tokyo-London」(Barbican Art Gallery·ロンドン)に参加して以来、国内外の多くの展覧会で作品を発表。2010年には、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」を個人で開局。宇川はDOMMUNEスタジ オで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの”現在美術作品”と位置づける。2016年アルスエレクトロニカ(オーストリア/リンツ)のトレインホールにステージ幅500Mのサテライトスタジオ「DOMMUNE LINZ!」を開設、2019年、瀬戸内国際芸術祭にてサテライトスタジオ「DOMMUNE SETOUCHI」を開設。どちらも大きな話題となった。これまで DOMMUNEは数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ス トックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌、佐渡島、歌舞伎町と全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。14年間に渡って配信した番組は約7000番組/約1万5千時間/200テラを越え、トータル視聴者数2億人を超える。 2021年、第71回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。https://www.dommune.com/

S__85360821.jpg
S__85360919_0.jpg

DOMMUNE KABUKICHO
「Arv100」Multiple Installations
Arv100 Concept & Conduct by ∈Y∋


Presented by
TOPPING EAST & DOMMUNE & COSMIC LAB & KABUKICHO EXPANDED


【展示】BENTEN2チケットのみで鑑賞いただけます

Arv100(アーヴ・ワンハンドレッド)荒川放水路通水100周年記念 | 隅田川怒涛2024は、BOREDOMSの∈Y∋が指揮者となり、200名のシンバラーと共に創りあげた音の波!そんな誰も体験したことのない音の波、そして渦が、2024年11月3日荒川ロックゲートに立ち現れた!
これまでにBOREDOMSとして2007年からニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、オーストラリア・バイロンベイ、FREEDOMMUNEなど世界中で行われてきた多人数によるドラム演奏形態「BOADRUM」。2018年には「さどの島銀河芸術祭」にて∈Y∋のコンダクトによる88名のシンバル演奏が繰り広げられた。それらの最新形態ともいうべき今回の『Arv100』は、∈Y∋によるコンセプトメイキングおよびコンダクトのもと、一般公募のシンバル演奏隊・通称“シンバラー”200名+ミュージシャンを加え、過去最大級のパフォーマンスを展開した。
会場となった荒川ロックゲート擁する荒川放水路は、今をさかのぼること100年前の大正13年(1924)に、東京の東側を守るため作られた人工河川。その源流となる荒川は、上流部では飲み水にもなり、下流部では処理された下水の向かう場所としても機能し、流域に暮らす人々の生活と切り離すことができない重要な場所でもある。
昔は、“荒ぶる川”だった荒川。一世紀前にたくさんの人の力によって放水路が作られたことでこれまで100年私たちを守ってくれたように、気候変動による自然災害の激甚化が叫ばれる中、これから100年先の未来もこの川が穏やかでありますように…..と祈り、願い、7歳から70代まで世代を越えた人々が鳴らしたシンバルの音の波・音の渦が、流れる水を清く澄み渡らせるような、誰も聴いたことのない大きな音のうねりとなった。あの奔流のごとき波動と祝祭の残響が、時空を超えてDOMMUNEの映像による マルチ・インスタレーションとしてBENTEN2@王城ビルにて新たな生命を得る!!!! これは新たなる召喚の儀なのだ!!!!!!!

BENTEN_MAINVISUAL_FIX(1).jpg

飴屋法水|NORIMIZU AMEYA

1961年生まれ。1978年、17歳で唐十郎が主宰した状況劇場に参加、音響スタッフを担当。1984年に独立、東京グランギニョルを結成。MMM、美術家・三上晴子との共同作業を経て、1990年代以降はレントゲン藝術研究所を拠点に現代アートに活動の場を移す。1995年『パブリックザーメン/公衆精子』でヴェネチア・ビエンナーレに参加するも、直後、多様な種を扱うペットショップ「動物堂」を開店、動物の飼育と販売に転向。2005年、必要最低限の食物摂取のみで24日間箱に籠った『バ  ング  ント』展で活動を再開。2007年以降は演劇を中心としつつも、ジャンルを定めず、大友良英、山川冬樹、七尾旅人、テニスコーツ、MARK、青葉市子など世代を超えたミュージシャンとの共演、小説家・山下澄人や朝吹真理子との共作、美術批評家・椹木野衣とのユニット「グランギニョル未来」など、活動は多岐に渡る。

木村覚|SATORU KIMURA

 
美学者。ダンス批評。日本女子大学国際文化学部教授。主な専門分野は、近代美学、ダンス研究、笑いの哲学。主な著作は、『未来のダンスを開発する フィジカル・アート・セオリー入門』(メディア総合研究所)、『笑いの哲学』(講談社)。2014年より「ダンスを作るためのプラットフォーム」であるBONUSを主宰、多数のアーティストたちとダンスをめぐる創作を重ねてきた。

S__85360682.jpg

VMO a.k.a Violent Magic Orchestra

ダークスローン、メイヘム、エンペラー(あの の「ちゅ、多様性。」を作詞作曲した 元相対性理論の核、真部脩一)ら ブラックメタル バンドの名前を 日本語のカタカナで名乗る人間達。ヴィジュアル担当のKEZZARDRIX(過去にmillennium parade、 BABYMETALのライブヴィジュアルを手掛ける)。そして3台のストロボライト(現在は5台)とスモークマシーンで結成。その後ボーカリストのザスターが加入。 2099年のHELVETECHという惑星からやって来たという設定。テクノ、ブラックメタル、インダストリアル、 ノイズ、GABBERが渾然一体となり発光され 煙を噴くアートミュージックプロジェクト。 それはまるでブラックメタルmeets Kraftwerk。コープスペイントを施したAPHEX TWIN。ちなみに現在もっともライブハウス、クラブで電力を喰うユニット。 VMOの総電力量は、5000W(わかりやすく言うとアンプ56台分)。 The BodyのChip King、SUNNO)))、MAYHEMのAttilaが参加した 1st album「Catastrophic Anonymous」を、 国内盤はworld's end girlfriend率いるVirgin Babylon Recordsより、 ワールドワイド盤はCONVERGEのDEATHWISH傘下 ThroatruinerRecordsよりリリース。 Roadburn Festival、BANGFACE、Brutall Assault、le gues who?な ど世界中のフェスティバルに出演する。
https://linktr.ee/ViolentMagicOrchestra

吉見俊哉|SHUNYA YOSHIMI

1957年生まれ。社会学者。國學院大学観光まちづくり学部教授、東京大学名誉教授。上演論的アプローチから都市論、メディア論を展開、日本のカルチュラル・スタディーズで中心的な役割を果たしてきた。長く東京大学で教え、大学院情報学環長、大学総合研究センター長、教育企画室長、同大学副学長、東京大学新聞社理事長、東京大学出版会理事長、日本マス・コミュニケーション学会会長、デジタルアーカイブ学会長、東京文化資源会議会長などを歴任。主な著書に、『都市のドラマトゥルギー』(河出文庫)、『博覧会の政治学』(講談社学術文庫)、『東京裏返し』(集英社新書)、『敗者としての東京』(筑摩書房)等、多数。
 

卯城竜太|RYUTA USHIRO

Chim↑Pom from Smappa!Groupのメンバー。2005年に東京で結成されたアーティストコレクティブ。時代のリアルを追究し、現代社会に全力で介入したメッセージの強い作品を次々と発表。世界中の展覧会に参加するだけでなく、自らもさまざまなプロジェクトを展開する。主な個展に「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」(森美術館、東京、2022)や「Threat of Peace」(Art In General、ニューヨーク、2019)など国内外で多数開催。
また、ソロとしてはオーガナイザーとしての活動の他、執筆などを続けている。主な著書に「活動芸術論」(イーストプレス、2020)、「公の時代」(松田修との共著、朝日出版、2019)
http://chimpom.jp/

IMG_4438.JPG

COSMICLAB

 
映像作家 C.O.L.Oが主宰するライブ・ヴィジュアル・ラボラトリー。可視と不可視が交わる体験を通じて認知の拡張を探求。∈Y∋(BOREDOMS)とのオーディオ・ヴィジュアルライブやJEFF MILLSと共同制作を務めた舞台芸術作品「THE TRIP」、総勢100名に及ぶ僧侶の声明とヴィジュアルアートが融合した「高野山1200年の光」などの代表作がある。ポストXR(エクスパンデッドリアリティ)に焦点化してフィジカルとヴァーチャルの境界が消失する視覚演出システムを構築し「ZEROTOKYO / Zepp Shinjuku (TOKYO)」へのインストールを手掛けた。
https://cosmiclab.jp/

MERZBOW

 
秋田昌美によるヴィーガン・ストレイト・エッジ・ノイズ・プロジェクト。80年代初頭のノイズ・インダストリアル・シーンに参加し海外のレーベルを中心にリリースを始める。90年代にはグラインドコアの影響を受けデスメタルのレーベルRelapseからアルバムをリリース。2000年代にはmegoの「punkなcomputer music」に共鳴、ラップトップによるライブ手法を採用した。2003年頃から「動物の権利」(アニマルライツ)の観点からヴィーガン(完全菜食主義)を実践している。「捕鯨反対」「イルカ漁反対」「毛皮反対」等をテーマに作品を制作している。近年はアナログ機材を主体にした音作りを行っている。
https://merzbow.net/

菊地成孔と大谷能生のJAZZ DOMMUNISTERS
|NARUYOSHI KIKUCHI,YOSHIO OHTANI


JAZZ DOMMUNISTERS(ジャズ・ドミュニスターズ)は2010年に結成された菊地成孔と大谷能生によるHIP HOPクルー。 一般的には「憂鬱と官能を教えた学校」「東京大学のアルバートアイラー」「M/D」「アフロ・ディズニー」等々、コンビの大学講師/共著者として、或は伝説のラジオ番組「水曜WANTED」、伝説の音楽教養番組「憂鬱と官能を教えた学校TV」のバイ・パースナリティとして等々、ジャズミュージシャン/ジャズ批評家のコンビとして認知されている2人だが、菊地はHIP HOPの黎明期から、大谷はさんぴんキャンプに代表されるジャパニーズミドルスクールからの熱狂的なHIP HOPマニアで、「HIP HOPはFUNKという父親をアンチエディプスで捉えているJAZZの孫」という自説に従い、両者の隔世遺伝的な類似性の研究と実践を続けて来た。2013年、ファースト・アルバム「BIRTH OF DOMMUNIST(ドミュニストの誕生)」をビュロー菊地レーベルからリリース。2017年6月には2ndアルバム「Cupid & Bataille, Dirty Microphone」をリリース!大きな話題となった。名称の由来は、宇川直宏による「最終メディア」DOMMUNEで2010年から現在までの継続中のレギュラー番組「JAZZ DOMMUNE」(2012年に書籍化)から。この番組で2人が行って来た超モダンアートなパフォーマンスをHIP HOPのマナーに流し込んだものがJAZZ DMMUNISTERSである。
https://www.kikuchinaruyoshi.net/
https://www.ootany.com/

新種のImmigrationsB

遠山正道のポエムにギター、ドラム、テルミンが即興的に絡む新種のバンド。野宮真貴と の共演曲をはじめ17曲のシングルと1枚のアルバムを配信リリース。大阪・関西万博 null² での落合陽一とのコラボや六本木アートナイト、ラッキーフェスなど、表現の場を 次々と広げている。 ※Photo: mamiko nonaka 

Instagram

野宮 真貴(MAKI NOMIYA)
 

ミュージシャン/エッセイスト 1960年生まれ。1981年「ピンクの心」でソロ・デビュー。1982年結成のポータブル・ ロックを経て、1990年ピチカート・ファイヴに加入。元祖“渋谷系の女王”として「渋谷系」ムーブメントを世界各国で巻き起こし、以来、音楽・ファッションアイコンとして ワールドワイドに活躍。現在はソロアーティストとして活動。音楽、ファッションやヘル ス&ビューティーのプロデュース、エッセイストなど多方面で活躍している。40周年記 念アルバム『New Beautiful』好評発売中。

Official Site 
Instagram 

BENTEN_MAINVISUAL_FIX3.png

生きられた新宿
「状況」「劇場」 [展示] [パフォーマンス]

紅テント.jpg

会場:王城ビル 2F
日時 :全日
11/1(土)15:00-5:00
11/2(日)15:00-5:00
11/3(月・祝)15:00-23:00

※パフォーマンス時間等の詳細はタイムテーブルをご覧ください
料金:BENTEN2 チケット

1975年にMoMAで開催された「新宿」展を起点に、3会場で展開される「生きられた新宿」展の一会場として、批評家・多木浩二の考察と新宿で生起したアクションのアーカイブを交差させる演劇的展示を行う。唐十郎率いる「状況劇場」のタイトルを再解釈し、唐組『紙芝居の絵の町で』で用いられたセットを中心に構成。パフォーマンス的空間を創出しつつ、新宿という都市を状況の舞台と捉え、その劇場性を可視化する。

出展:唐組、山本十三 ほか
パフォーマンス出演:稲荷卓央、福本雄樹、原田つむぎ、佐藤舞希子、三野新、尹苑 ほか
※本展示は、新宿の3会場で構成される「生きられた新宿」の一環として開催されます。

⼀般社団法⼈劇団唐組

唐⼗郎が主宰する劇団で、通称「紅テント」とも呼ばれる。唐⼗郎は1960年代初頭より 状況劇場という劇団を主催し、仮設テントによる移動劇場を活動拠点として、全国の主要 都市での公演を⾏ってきた。
その活動は現代都市空間の中に、突如として⾮⽇常な空間を創りだし、独⾃の演劇世界を 出現させることにより社会に⼤きな影響、刺激を与えた。1988年より、劇団名を「唐組」と改め、新世代の座員を加え、状況劇場時代から培われ てきた技術をさらに発展させ、テント設営、美術、⾳響、照明、⾐裳、その他細部までを 出演する座員達⾃らが受け持ち創造するスタイルで、年に2回、春と秋に⼀⼤興⾏を⾏っ ている。
公演場所は状況劇場時代から半世紀50年を経て興⾏を⾏い続け、代名詞とも⾔える新宿花園神社をはじめ都内各所、また⼤阪 をはじめ各都市での紅テント公演も精⼒的に⾏っている。

唐組.jpg
581683202452619917.jpg

©︎唐組

『息をし続けている』 BENTEN 2025 Version
/ One Breath Followed by Another

BENTEN_MAINVISUAL_FIX(1).jpg

佐藤 舞希子

東京音楽大学チェロ科卒業後、ドラマ・舞台・映像音楽の制作をはじめ、チェリストとしてのバンド編 成、箏や三味線との和洋折衷ユニット、ソロライブ他、後進の育成にも従事。 オリジナルにこだわった幅広いジャンルで創作の形を展開し続けている。 

佐藤舞希子.JPG

山本十三

京都府京都市出身、1988年8月3日生まれ。2013年より役者として活動開始。2019年に初めて劇団 唐組に参加し、今に至る。劇団唐組への出演に第63回公演「ジャガーの眼」(2019)、第66回公 演「少女都市からの呼び声」(2021)、第70回公演「赤い靴」(若手公演)(2023)がある。 

稲荷卓央

1991年劇団唐組に⼊団。多くの作品で主演を務める。現在、唐組と映像作品の双⽅で活躍中。近年の 主な出演作に、映画「室町無頼」(2025年 ⼊江悠監督)、舞台「花と⿓」(2025年 演出 ⻑塚圭史)、舞 台「マクベス」(2025年 演出 吉⽥鋼太郎)などがある。

稲荷卓央.jpg

福本雄樹

1993年7⽉26⽇⽣まれ 兵庫県出⾝。最近の出演作に、「SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE〜ハイヒール とつけまつげ〜」(2025)、演出:⽩井晃、オフィス300公演「少⼥仮⾯」(2025) 演出:渡辺えり、フラ イングシアター⾃由劇場「そよ⾵と魔⼥たちとマクベスと」(2025) 演出:串⽥和美、唐組『動物園が 消える⽇』(2024) 猿楽通り沿い・雑司ヶ⾕・⻤⼦⺟神 など。

原⽥つむぎ

俳優。1993年生まれ、福島県伊出身・在住。日本大学芸術学部演劇学科演技コース卒業。在学中の 2015 年より 多田淳之介主宰 ・ 東京デスロックに所属し、2019 年からは額田大志 主宰 ・ ヌトミックのメンバーとなる。2023 年には福島県国見町の地域おこし協力隊に就任し、演劇を 通じたまちづくりや場所づくりも行っている。国見町ふつふつ演劇部部長。 最近の出演作に、ヌトミック『何時までも果てしなく続く冒険』、滋企画『ガラスの動物園』、多田淳 之介演出・森下真樹振付『はまなかあいづで「四季」全楽章を踊る』などがある。
※クレジット:©コムラマイ

原田つむぎ_©️コムラマイ.jpeg

三野新

写真家、舞台作家。福岡県生まれ。周縁化された場所やものに残る記憶や風景を繋ぎ、「こ こ」と「あそこ」の中間項を見つけ前景化させることをテーマに研究と実践を行う。主に自身で撮影した写真・映像をもとにフィクションを作り、それを自己と他者の身体、様々なメディ アを通して発表するなど、領域横断的に活動している。
※photo by Mayumi Hosokura 

尹苑  YIN Yuan

1993年中国上海生まれ。シカゴ美術館附属美術学院(SAIC)視覚伝達専攻を修了後に渡日し、東京藝 術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。現在は同大学博士後期課程に在籍。パフォーマティブ・イン スタレーションを軸としたミクストメディア表現を通じて、他者や環境(外部)から個⼈意識(内部) への⾒えない束縛と、内部から外部への条件反射や内在化の過程を具現化する。無意識に重複する習慣 やルーティン化された日常行為をモチーフに実践を展開している。 https://lookslikeyinyuan.com/ https://www.instagram.com/lookslikeyinyuan/
※photo by 徐 千雅  

BENTEN_MAINVISUAL_FIX(1).jpg

​BENTEN 2025 Art Night Kabukicho
[DJ] 

1975年MoMA「新宿」展を起点に展開される「生きられた新宿」と連動し、唐十郎率いる状況劇場の再解釈や新宿のアーカイブを交差させた演劇的展示を実施。
その舞台セットを残したまま、深夜にはスペシャルDJイベントを開催。アートとダンスミュージックが融合した、ここでしか体験できない夜を創り出します。


DATE: 2025.11.01 (SAT) 
DJ EVENT START: 23:30- 
VENUE: 王城ビル2F

DOOR:
24:00までの入場
BENTEN2チケット (前売り3000円/当日3500円)
24:00以降
2000円(ワンドリンク付き)


LINE UP:
RISA TANIGUCHI 
SEKITOVA
URUHARA
KOSEI


出演者は、世界的テクノレーベルからのリリースや海外フェス出演で注目を集め日本を代表するテクノアーティスト RISA TANIGUCHI。 独自のグルーヴでジャンルを横断し、国内外で高い評価を得る次世代プロデューサー SEKITOVA。さらに、多彩な感性でシーンを彩る KOSEI、エッジの効いたプレイで存在感を放つ URUHARA が登場。 迫力ある重厚な空間を誇る赤き古城 王城ビルが、アート、演劇、そして音楽のエネルギーで一夜限りの特別劇場へと変貌します。

S__85401660.jpg
BENTEN_MAINVISUAL_FIX3.png

「ムネーメー」[展示]

ムネーメー.jpg
ムネーメー2.jpg

会場:王城ビル 3F
日時:全日(11/1(土)15:00-5:00/11/2(日)15:00-5:00/
              11/3(月・祝)15:00-23:00)

料金:BENTEN2 チケット
髑髏を投げ続ける、木製の「投てき機」は、ハムレットの墓掘りのシーンのための道具であり、実際に2019年のやなぎの個展「神話機械」のパフォーマンスで使用された。ムネーメーは、ギリシャ神話の三姉妹のひとりで「記憶」を司る女神。他の2人の姉妹は、それぞれアオイデー「歌」、メレテー「演出」である。
 

やなぎみわ 

「BENTEN 2」のメインアーティストとして、ジェンダー、老い、生死などをテーマに世界的に活躍するアーティスト・やなぎみわ氏が、王城ビルのワンフロアと新宿歌舞伎町能舞台にて展示を行います。また最終日の11月3日(月・祝)には、「BENTEN 2」のために構成された特別公演を開催します。

やなぎみわアー写.png
BENTEN_MAINVISUAL_FIX(1).jpg

Polyparallax [展示] [パフォーマンス]

Polyparallaxメインビジュアル.jpg

会場:王城ビル 4F
日時:全日(11/1(土)15:00-5:00/11/2(日)15:00-5:00/
              11/3(月・祝)15:00-23:00)
料金:BENTEN2 チケット
アーティスト:齋藤帆奈、三好彼流、MES

王城ビル4階では展覧会
「Polyparallax (副題: Parallactic Visions of the City/ 視差的都市景)」を開催いたします。

王城ビル4階では展覧会「Polyparallax (副題: Parallactic Visions of the City/ 視差的都市景)」を開催いたします。本展では、齋藤帆奈、三好彼流、MESの三作家の実践のなかでも特に、非人間的なスケールに支えられつつ、人間の集いと交流の場でこそ立ち現れていく表現を紹介します。効率性を追求しながら発展してきた都市は網目状に広がり続け、その構造は脳内の神経細胞や銀河団にも喩えられます。都市は人工物でありながら自然の産物でもあるのかもしれません。しかし、ニューロンの絶え間ない変化や可塑性と比較すると、鉄筋コンクリートの網は私たちのスケールに対してあまりに頑丈すぎるようにも思えます。もし人間が家畜でないのならば、この強固な網目とは別の在り方で、野生の生き物や自然現象が潜り込む余白やネットワークをあらためて感受し、共有していく必要があるでしょう。歌舞伎町という街がとりわけそのような余白を享受できる場所と仮定し、非人間的なスケールと複数の視点が織り重なり「視差的都市景」の極点として浮かび上がってくる、そのような構想のもとに本展を企画します。 (文・磯村暖)

大蹴球.jpg

作品名「大蹴球」
作家名:三好彼流
制作年2025
撮影:海野林太郎

BENTEN_MAINVISUAL_FIX(1).jpg
作品名:Co-Consuming、作家名:齋藤帆奈、制作年:2025、撮影者:磯村暖.PNG

 ▼作品名「 Stellar's End/恒星の終り」
作家:MES  
制作年 2022
撮影:木奥恵三

▲作品名「Co-Consuming」
作家名:齋藤帆奈
制作年2025
撮影者:磯村暖

齋藤帆奈

現代美術作家。多摩美術大学工芸学科ガラスコース卒業後、 metaPhorest (biologicallbiomedia art platform)に参加し、バイオアート領域で活動を開始。2025 年度より東洋大学総合情報学部助教。東京大学大学院学際情報学府博士課程在籍(筧康明研究室 所属)。理化学ガラスの制作技法を活かしたガラス造形や、生物・有機物・画像解析を用いた作 品制作・研究を行う。 近年は複数種の野生粘菌を採取・培養し、制作・実験に活用している。 主なテーマは、自然/社会、人間/非人間の境界の再考と、表現者と表現対象の不可分性。
※撮影:Irina Petrova Adamatzky 

三好彼流

アーティスト。2001年生まれ。 東京を拠点にパフォーマンス、絵画、映像、インスタレーションなどを用いて制作。 服が身体に与える影響に興味があり一部を巨大化させた服を用い、そこに他者の体を取り込 んでパフォーマンスを行う。主な展示に「大蹴球」(2025/ グリーンヒルズ緑山フットサルパーク, 東京都)、「場の脂肪」(2024/Token Art Center, 東京都)、「地下に繋がってるんや」(2024/ same galery, 東京都)。 主な参加した舞台に「Stillive 2024:Kinetic Net」(2024/ CCO, 大阪府)、山内翔太「汗と油のチーズのように酸っぱいジュー ス」(2023/KYOTO EXPERIMENT, 京都府)、川口隆夫「バラ色ダンス純粋性愛批判」(2023/ 両国シアターX, 東京都 /ロームシ アター京都, 京都府/ 那覇文化芸術劇場なはーと, 沖縄県)、「デッカイダンス (2022/RforD,MATTER, 東京都)。
※撮影:Roun Kim 

MES

新井健と谷川果菜絵が2015年から共同制作するアーティストデュオ。東京拠点。クラブカル チャーと現代美術を漂流しながら、光や熱をとおして、世界の暗さを静かにあるいは激しく 照らすインスタレーションとパフォーマンスを行う。 近年の個展に「祈り/戯れ/被虐的な、行為 P-L/R-A/E-Y」(2024)、「DISTANCE OF RESISTANCE/抵抗の距離」(2021)。グループショーに「MEET YOUR ART FES: Super Spectrum Specification」(2024)、「陸路(スピルオーバー#1)」(2024)、「Reborn Art Festival 2021夏」など。 レーザーVJとして「CLUB SKIN」「WAIFU」「rural」「TECHNOINVADERS」等のパー ティー演出やDos Monosワンマンライブの舞台演出を行う。また、ロシアの政治犯についての展覧会「鉄格子の向こう」 (2025)や主催パーティー「REVOLIC -Revolution Holic/革命中毒」(2022-)のオーガナイズをはじめ、常にコラボレーティブで 交差的な試みを探求している。
※撮影:Ayaka Endo 

MES_撮影:Ayaka Endo.jpg
BENTEN_MAINVISUAL_FIX3.png

活弁天映画祭 [パフォーマンス]

活弁天映画祭.jpg

会場:王城ビル 5F
日時:
⚫︎11/1(土)
15:30-16:10
18:30-19:10
⚫︎11/2(日)
15:30-16:10
18:30-18:10
料金:BENTEN2 チケット
予約:不要
出演:麻生子八咫

活弁映画は日本にしかない独自の文化であり、落語など1人語りの芸風や、文楽など対象と分かれる語り芸の伝統、欧米映画の解説需要などから発展したとされる。サイレント映画時代の形態と思われていたが、現代版活弁士たちにより新たな表現として更新されている。脚本に縛られず、ひとつの映像を多様な作品に変容させるのが特徴だ。

 

今回のBENTEN映画祭では、麻生子八咫(あそう こやた)が活弁を披露する。父・麻生八咫とともに「活弁教室」を主宰し、海外での英語活弁や脚本、演出など、幅広い活動を行う表現者であり、東京大学大学院で文化研究を学んだ貴重な活弁研究者でもある。

麻生子八咫(あそうこやた)
 

活弁士。⽗・麻生⼋咫(やた)の活弁を観て育ち、10歳で浅草⽊⾺亭よりデビュー。2003年第 48回⽂部科学⼤⾂杯全国⻘年弁論⼤会・⽂部科学⼤⾂杯受賞。2008年⾼校の英語教科書『All AboardⅡ 』(東 京 書 籍)に “A Young Katsubenshi” として紹介される。2016年 ⿇⽣⼋咫⼦⼋咫の記念切⼿発売。2020年3⽉東京⼤学⼤学院総合⽂化研究科博⼠課程単位取得満期退学。司会、英語活弁、講演会、脚本、演出、諸芸能等、さまざまな舞台活動を⾏う。2005年より麻生八咫と子八咫の「活弁教室」主宰し、後進の指導にも努める。日本弁論連盟理事。『月刊浅 草』副編集長。埼玉県鴻巣市「こうのす観光大使」。大分県豊後大野市「ふるさと大使」。台 東区情報発信サイト『TAITOおでかけナビ』ライター。東京ランニングフェスタ縁結び大使」。
https://katsuben.com/whats-katsuben/koyata_profile/
※ 撮影:戎康友 

麻生子八咫  「撮影:戎康友」のクレジット必要です.jpg
bottom of page